このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。
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Chapter-15 人間は5あるいは6以下の小さな数字を数える場合と、それ以上の大きな数字を数える場合の脳の働きが異なっているらしいことはすでに予測されていました。 そのことに関する研究を行うために5歳から65歳までの18,000人の人々に様々な数の点をコンピューターを使って表示し、その点の個数を答えるまでの時間を測定する実験を行いました。 その結果、大きな数字を答える際には男女の回答時間に差は見られませんでしたが、小さな数字を数える場合には男性よりも女性の方が一割ほど早かったということです。 また、この実験から大きな数については右目よりも左目を使って数える方が簡単であることがわかりました。左目から入った信号は右側の脳に伝えられますので、この実験結果は右脳が大きな数を数える機能を担っていることを示唆しています。
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