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阿佐ヶ谷ダイナーヴォイニッチ600開催のお知らせ 食事や飲み物を楽しみながら科学の話題に触れるトークライブ 次回のテーマは未定ですが、ヴォイニッチの科学書配信600回記念です。 2016年5月7日(土) 18時開場、19時開演、21時30分閉演予定 会場:阿佐ヶ谷 LoftA (JR中央総武線阿佐ヶ谷駅近く) 会費:前売りチケット 未定 円 チケットのお求めはイープラスでお願いします。 詳細は決定次第お知らせします。 2016年1月30日 Chapter-586 ブラックホールは明るかった ブラックホールと普通の星がペアになって連星系をX 線連星といい、ブラックホールに向かってペアとなっている星からガスが流れ込み、降着円盤というガス円盤が形成されます。 X 線連星の中でも、不定期にアウトバーストと呼ばれる急激な増光現象を起こす天体をX 線新星といいます。その内の一つである「はくちょう座V404 星」は地球に最も近いブラックホール連星系です。この天体が2015年6 月中旬から7 月初旬にかけて26 年ぶりにアウトバーストを起こしました。 NASAのガンマ線バースト観測衛星Swift、国際宇宙ステーション搭載の全天X 線監視装置MAXI、そして地上からの観測によって、これまで知られていなかった二つの新事実が明らかになりました。 一つ目はブラックホールの激しく、規則的な光度変動を可視光で初めて発見したことです。このことはブラックホールもまたたいて見えることを意味します。これまでのブラックホール観測はブラックホール周辺の物質がブラックホールに落下するときに放射されるX 線で行われていましたが、可視線で測光が可能であれば、観測装置は豊富にあり、これまで以上に多くのデータを収集することが可能になります。 もう一つの発見は、今まで考えられていたよりも10 分の1 以下の弱い活動の時にもブラックホール周辺からるエネルギーの規則的な変動現象が起きていたことです。ブラックホール近傍から出るエネルギーの変動は、これまでは激しく活動するブラックホールの象徴として観測されていましたので、エネルギーの変動を説明する理論も、ブラックホールが激しく活動していることを前提としたものでした。 これらの新たな発見を元に、これまでのブラックホールに関する理論を見直すことによって、X 線連星の研究のさらなる発展を促すものであると考えられます。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
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