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阿佐ヶ谷ダイナーヴォイニッチ600開催のお知らせ 食事や飲み物を楽しみながら科学の話題に触れるトークライブ ヴォイニッチの科学書配信600回記念 「600から始める科学書生活」 15年間に番組を盛り上げてくれた科学のネタを時間の限りおさらいしつつ、その後の研究の進展を追って科学の未来に思いをはせる2時間30分。 2016年5月7日(土) 18時開場、19時開演、21時30分閉演予定 会場:阿佐ヶ谷 LoftA (JR中央総武線阿佐ヶ谷駅近く) 会費:前売りチケット 2100円 チケットのお求めはイープラスで発売中です。 詳細は順次お知らせします。こちらをご覧下さい。 2016年4月2日 Chapter-595 アルツハイマー病で記憶は失われていない 物忘れが重要な症状の一つであるアルツハイマー病において、記憶データは脳の中に保存されていて、それを呼び出すことができなくなっているだけなのかもしれないことがわかってきました。 記憶は海馬の「記憶エングラム」と名付けられた細胞の集合体に物理的に保存されることがすでに確認されています。そこで研究者らはヒトのアルツハイマー病を遺伝子組み換えで発症させたマウスに電気ショックを与えて嫌な記憶を植え付け、マウスがそれを忘れた後に記憶エングラムを無理矢理活性化するとどうなるのか、という研究に取り組みました。 アルツハイマー病マウスは、電気ショックの1時間以内であれば、箱の中ですくみますが、翌日になると、もうすくみません。つまりこのマウスは、怖い経験の記憶を作ることはできますが、24時間後にはそれを思い出すことができなくなっているのです。 そこで、アルツハイマー病マウスが電気ショックを受けたときに活動した記憶エングラム細胞に目印を付け、翌日、そのエングラム細胞群を刺激したところ、アルツハイマー病マウスはすくみました。 この結果は、新たに形成された記憶が失われているのではなく、思い出すことができないだけなのかもしれないことを示唆しています。 ただし問題は、記憶エングラムを刺激しなければ記憶の回復が見られない点と、今回用いたアルツハイマー病マウスは人間における非常に初期の症状のモデルであるという点です。 今回の技術を医薬品に応用するには記憶エングラムが特定できない記憶をどのようにして回復させるか、進行したアルツハイマー病でも同様の回復が期待できるのか、それらをさらに検討する必要があります。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
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