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阿佐ヶ谷ダイナーヴォイニッチ600開催のお知らせ 食事や飲み物を楽しみながら科学の話題に触れるトークライブ ヴォイニッチの科学書配信600回記念 「600から始める科学書生活」 15年間に番組を盛り上げてくれた科学のネタを時間の限りおさらいしつつ、その後の研究の進展を追って科学の未来に思いをはせる2時間30分。 2016年5月7日(土) 18時開場、19時開演、21時30分閉演予定 会場:阿佐ヶ谷 LoftA (JR中央総武線阿佐ヶ谷駅近く) 会費:前売りチケット 2100円 チケットのお求めはイープラスで発売中です。 詳細は順次お知らせします。こちらをご覧下さい。 2016年4月9日 Chapter-596 睡眠時間を薬でコントロール 睡眠は多くの動物で普遍的に見られる生理現象で、睡眠時間が短すぎても長すぎても体調に異常を来します。ですが、睡眠時間を直接制御している遺伝子(睡眠時間制御因子)はわかっていませんでした。 東京大学の研究者らは神経細胞のコンピュータシミュレーションと、実際の動物における遺伝子操作研究を組み合わせることによって、カルシウムイオンのやりとりに関する酵素が睡眠時間制御因子の役割を担っていることを明らかにしました。 眠っているときの脳波を計測すると、徐波とよばれる特徴的な脳波が現れます。コンピュータシミュレーションによって、神経細胞に何が起きれば徐波状態になるかを再現することを試みたところ、カルシウムイオンの流入によって、神経細胞膜のプラスとマイナスのバランスが変化することが重要であることを突き止めました。 さらに、そこに関わる遺伝子群をリストアップすることにも成功しました。 それらの遺伝子を破壊したマウスを作製し、睡眠がどのように変化するかを調べたところ、顕著な睡眠時間の減少を示す遺伝子と、逆に明らかに睡眠時間を増加させる遺伝子が見つかりました。 遺伝子操作で遺伝子の働き具合を変えることで睡眠時間を長くしたり、短くしたりできることがわかりましたので、遺伝子操作の代わりにそれらに作用する薬で睡眠時間を変化させることが可能かどうかを検討したところ、カルシウムイオンが細胞の中に流入する際に必要な受容体の作用を妨害する薬をマウスに飲ませることによってマウスの睡眠時間が減少することが確認できました。つまり、睡眠時間の過剰や不足が原因の疾患に対して根本的な対症療法のできる薬を創り出すことができる可能性が発見されたことになります。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
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