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阿佐ヶ谷ダイナーヴォイニッチ600開催のお知らせ 食事や飲み物を楽しみながら科学の話題に触れるトークライブ ヴォイニッチの科学書配信600回記念 「600から始める科学書生活」 15年間に番組を盛り上げてくれた科学のネタを時間の限りおさらいしつつ、その後の研究の進展を追って科学の未来に思いをはせる2時間30分。 2016年5月7日(土) 18時開場、19時開演、21時30分閉演予定 会場:阿佐ヶ谷 LoftA (JR中央総武線阿佐ヶ谷駅近く) 会費:前売りチケット 2100円 チケットのお求めはイープラスで発売中です。 詳細は順次お知らせします。こちらをご覧下さい。 2016年4月16日 Chapter-597 狙い通りにモノマーを編成する プラスチック、合成繊維や合成ゴムなど、これらはすべて化学構造的には高分子と呼ばれます。高分子は軽くて丈夫で安価な材料として身の回りの様々な製品で活用されています。一般には容器や電気製品の外装などに使われていますが、近年は電気を通す高分子、生体に適合する高分子など、高度な機能を備えた「機能性材料」としての役割が大きくなってきています。 高分子は、モノマーと呼ばれる分子を化学反応で鎖のように結合させて作ります。 列車にたとえると、高分子は14両編成の列車。モノマーは1両ずつの客車です。一般的に行われている高分子の合成方法では、列車を編成するにあたって、機関車や座席車、寝台車、食堂車などを集め、ランダムに連結して列車を編成するような方法がとられています。 この方法でも列車はできますが、車両を連結する順番は成り行き任せなので、編成の半分が電源車だったり、機関車が真ん中に入っていたりと、いろんな車両が平均的に混じり合ってつながった適当な列車ができてしまいます。これでもある程度は列車の役目は果たせるのですが、できることならば、先頭に機関車、次に電源車、次に客車、と機能的に連結することができればより使い勝手の良い列車ができます。 機能性高分子についても同様の考え方ができます。モノマーを設計的にとした通りの順番に並べて高分子を作ることを学者は「配列制御」と言います。量産されている高分子は配列制御ができていません。このたび京都大学の研究者らはリビングラジカル重合という方法で配列制御に成功しました。モノマーの配列が精密に制御された高分子はエレクトロニクス材料、膜材料、医療材料などの機能向上が期待されます。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
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