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世界初の日本語科学情報 PODCAST 番組
科学コミュニケーター 中西貴之（メール）
アシスタント BJ
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このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
「ヴォイニッチの科学書」では毎週最新の科学情報をわかりやすく解説しています。番組コンセプトはこちらをご覧ください。>>クリック
番組はいろいろな方法で聴くことができます。
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■「最新科学おもしろ雑学帖」が愛媛県の新居浜工業高等専門学校で読書感想文コンクールの課題図書に選ばれました
(2006年9月）
■ポッドキャストアワード2006
で第一次審査を通過しました。
■下関市立彦島図書館で「教科書が教えないホットな科学」講演会が開催されました （2006年7月22日）
■地元紙「山口新聞」で「最新科学おもしろ雑学帖」が紹介されました （2006年7月19日）
■iTunesミュージックストア Podcast部門で全 Podcast番組中第2位の聴取数となりました （2006年7月3日）
■ABCラジオ「おはようパーソナリティ 道上洋三です」特集コーナーで書籍が紹介されました （2006年6月16日）
■地元地方紙「宇部日報」で書籍が紹介されました (2006年6月8日付）
■「最新科学おもしろ雑学帖」が、Amazon.co.jp 売り上げランキング「本で 888位」になりました。（2006年4月9日付）
■翔泳社”ポッドキャスティング入門
■ソフトバンクバブリッシングの雑誌「ねっため」2005年11月12月合併号でネットラジオおすすめ番組として紹介されました。
■JNN九州・沖縄・山口のブロックネットで放送されているドキュメンタリーテレビ番組「ムーブ2005」で紹介されました。>>紹介ページ
■ポッドキャストのポータルサイト「PODCAST
navi」の科学カテゴリー BEST HITS 10 にランクイン継続中です。
■iTunes ミュージックストア PODCAST 科学ジャンルで Today's トップ Podcasts にランクイン継続中です。
［バックナンバー］
Chapter-137 宇宙日傘
Chapter-136 ヴォイニッチの科学書流「クマムシ！？」
Chapter-135 サイエンスニュースフラッシュ
Chapter-134 DNAの分解異常による関節リウマチ発症
Chapter-133 脳の機能・太陽系外惑星
Chapter-132 ノーベル物理学賞
Chapter-131 サイエンスニュースフラッシュ
Chapter-130 ＲＮＡｉ
Chapter-129 遺伝子組み換え低アレルギーネコ・コルクでできたような巨大惑星
Chapter-128 飲酒が身体に与える影響
Chapter-127 冥王星
Chapter-126 サイエンスニュースフラッシュ
Chapter-125 科学技術振興機構（ＪＳＴ）が腹時計を発見
Chapter-124 次世代超音速機技術の研究開発
Chapter-123 災害現場で日本製ロボットが活躍する姿を早くみたい！！
Chapter-122 アルツハイマー病に挑む
Chapter-121 織り姫はぐりんぐりん
Chapter-120 サイエンスニュースフラッシュ
Chapter-119 広い宇宙に地球人しか見あたらない50の理由の中の10の理由
Chapter-118 次世代燃料
Chapter-117 熱中症・脳は自分の身体に起きる時系列の変化を予測している
Chaoter-116 局所銀河団・植物の体内時計
>> 「Mowton（放送終了）」はこちら
［この番組の担当は・・・］
ナビゲーター 中西貴之 obio@c-radio.net
1965年生まれ
応用微生物学専攻
現在化学メーカーの研究所勤務
所属学会 日本質量分析学会 他
日本科学技術ジャーナリスト会議会員
ナビゲーター BJ
インターネット放送局くりらじ局長
Chapter-138 サイエンスニュースフラッシュ 2006年11月
今回の放送を聴く
2006年12月2日 （前回の放送｜次回の放送）
新しい放射線防護作用を持つ物質の発見
母乳や牛乳などに含まれるタンパク質であるラクトフェリンに放射線防護効果があることを独立行政法人放射線医学総合研究所がマウスを使った実験で確認しました。実験ではラクトフェリンを混ぜたエサと、混ぜていないエサでそれぞれマウスを飼育し、その後に、ある一定量の放射線を照射したところ、放射線照射30日後に、ラクトフェリンを食べていなかったマウスの死亡率は4割でしたが、ラクトフェリンを食べたマウスの死亡率はその半分以下でした。また、ラクトフェリンは放射線を浴びた後にも注射をすれば放射線による死亡率を下げることが確認され、今後は放射線防護のメカニズムの解明や医薬品としての開発に関する研究顔紺割れるとのことです。
月は今でも活動しているのかもしれない
月の地形を詳細に研究した結果、30億年前にはすでに活動を停止していると思われた月がわずか100万年前地表にガスを噴出させるような活動をしていた可能性を示す結果が得られました。アイナと名付けられた地形は、本来5000万年もすれば失われてしまうような鋭くとがった地形で、月の地殻変動が30億年前に停止してるのならばすでになくなってしまっているはずにもかかわらず、現在も類似の多くの地形と共につき表面に残されています。また、分光学的に地形の年齢を観測したところ、比較的最近形成された地形であることも示唆されました。しかし、月が現在も活動していることを証明するためにはさらに詳細な検討が必要なので、今後、月の岩石を地球に持ち帰って分析する試みや月における地底からの噴出活動を地球の望遠鏡で監視するなどの研究が必要です。
チョコレートの効能
チョコレートにはカカオに含まれるポリフェノールによる抗酸化作用などがあり、科学的な裏付けは完全ではないものの健康によいと言われています。最近の研究で、これらのチョコレートの効能に新たに、チョコレートに血栓を防ぐ作用があることが確認されました。ただし、この効果はアスピリンなどの医薬品よりも非常に弱く、チョコレートで血栓を防ごうとすると大量なチョコレートを摂取する必要があり、その他の弊害が現れそうですので今後は血栓形成を押さえている物質本体を突き止めるような研究が必要となります。
ネアンデルタール人のDNAは現在の人類とそっくりだった
ヒトと共通の祖先を持つネアンデルタール人の骨から DNA を取り出し、生物の遺伝情報を記述する塩基配列の一部を特定することに米、独の共同チームが成功しました。今回解読されたのはネアンデルタール人の全ゲノム30億塩基対の内の100万塩基対ですが、ヒトとネアンデルタール人のゲノムは少なくとも 99.5%が同一と推定されました。
一難去ってまた一難 今度はアレシボとVLBAが閉鎖の危機に
ハッブル宇宙望遠鏡がスペースシャトルによって延命措置が施されることが決定したのはうれしいニュースでしたが、今度は1960年代に研究され、宇宙に向けて地球人の存在を示すメッセージを送信したことでも知られる世界最大級の電波天文台アレシボと、1993年に建造され小型の電波望遠鏡を27期設置することにより大口径の電波望遠鏡として機能するVLBAが閉鎖の危機に陥っています。この二つの望遠鏡を維持する全米科学財団では、より高度な新天文台を建設する計画が浮上しており、新天文台の建設費捻出のために米天文学界を中心にどの施設を閉鎖するか検討作業が続けられてきましたが、このたび、この２つの施設の閉鎖が答申される運びとなりました。今後、年間十数億円に上るこれらの天文台の維持費を捻出する目処が立たなければ、2011年までに閉鎖されることになります。
［他局の科学番組放送予定］
□サイエンスゼロ （NHK教育 毎週土曜日 19:00〜）
12/2 放送お休み
12/9 竜巻をとらえろ
□地球ドラマチィック （NHK教育 毎週水曜日 19:00〜）
12/6 さよなら冥王星
「惑星」の定義とは何なのでしょうか？「太陽系」の範囲はどのように決められているのでしょうか？最新の研究結果をさまざまに紹介しながら、「冥王星」の存在や奥深い宇宙の魅力を描くドキュメンタリーです。
□素敵な宇宙船地球号 （テレビ朝日系 毎週日曜日 23:00〜）
12/3 ペットブームの光と影
□サイエンスチャンネル （SkyPerfecTV 765ch）
宮崎緑の夢・実現！ライフサイエンス シリーズ 12/5〜12/9
15:00-15:30
原子炉でガン治療・カイコで宇宙放射線調査・病気予防と老化防止に放射線・放射光で心臓診断・X線を用いたタンパク質機能の解析
