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阿佐ヶ谷ダイナーヴォイニッチ2016夏開催のお知らせ 暑気払い!!! 昼飲みしながら科学の話題に触れるトークライブ 「中二病でも科学がしたい」 2016年7月31日(日) 12時開場、13時開演、15時30分閉演予定 会場:阿佐ヶ谷 LoftA (JR中央総武線阿佐ヶ谷駅近く) 会費:前売りチケット 2100円 チケットのお求めはイープラスで6月18日午前10時発売開始です。 詳細は順次お知らせします。 2016年5月14日 Chapter-601 カラスも進化している 私たちの手は道具を使いやすいように進化しています。ネコは魚を食べるときにお皿の上の魚を手で持って食べることがありますが、しばしば食べている途中で落っことします。一方で人間は手につかんだ食べ物を食べている最中に落とすことはほとんどありません。それは、猫の手よりも人間の手の構造の方がものをつかみやすいように進化し、手を握ると親指と他の指が向かい合う(母指対向性)形をしているためといえます。 チンパンジーのような霊長類はもちろん、複数の鳥類で道具の使用が確認され、道具を使えるのは人間だけではないことがわかってきました。 たとえば、ニューカレドニアに生息するカラス「カレドニアガラス」は、小枝や葉を鉤爪状に整形し、それをくちばしでくわえて木などに潜む虫をとって食べることがわかっています。ですが、本来くちばしは道具を使うような構造にはなっていません。鳥のくちばしは下向きに曲がっているので、木の枝をくわえても枝が下向きになってしまって、木の幹にあいた虫の巣穴に差し込むことができません。 にもかかわらず、カレドニアガラスは道具が使用できています。 そこで、カレドニアガラスを含むカラス類10 種の標本を使用し、CTスキャンによってデジタル3 次元化した頭部形態を比較する解析を行いました。その結果、カレドニアガラスのくちばしが、一般的なカラスにはみられない、ペンチのように平面と平面で小枝を挟み込むような構造になっていたのです。 このことは、霊長類とは進化的に離れた鳥類にも、ヒトの道具作成・使用とそれに適した手の形態と同じような関係が進化の共通原理として働いたことを裏付けるものです。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
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