【iPad アプリ発売開始】 【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】 カミラさんのDNAは2008年に採取され、その後解読が続けられて2012年、ゲノム解読の結果が公開されました。これで、大型類人猿、つまりヒト、チンパンジー、ゴリラ、オランウータンのゲノムがすべてそろったことになります。 イギリスにある医学研究慈善団体ウェルカム・トラストのサンガー研究所に所属する遺伝学者リチャード・ダービン氏らのチームによると、ヒトとゴリラの遺伝子の一部は驚くほどよく似ているということです。つまり、ヒト、チンパンジー、ゴリラの陰電子の関係を解析すると次の3つのことが言えます。 ヒトとチンパンジー、ゴリラが古代に同じ祖先から分かれたことは化石研究から判明していますが、化石を調べるだけでは、それらがいつ別々の進化の道を歩み始めたのかはよくわかりません、今回の遺伝子研究と既知の化石情報を総合すると、「ヒトとチンパンジー」の系統がゴリラと分化したのは約1000万年前、そして約600万年前、ヒトとチンパンジーが枝分かれしたらしいことがわかりました。
◇ ◇ ◇ (FeBe! 配信の「ヴォイニッチの科学書」有料版で音声配信並びに、より詳しい配付資料を提供しています。なお、配信開始から一ヶ月を経過しますとバックナンバー扱いとなりますのでご注意下さい。)
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このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
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