2009年12月19日 カナダのロッキー山脈にあるバージェス頁岩地層が魅力的なのは化石となった生物がとても不思議で生命進化の試行錯誤とはこういうものなのかとひしひしと感じさせてくれる点にあります。 さらに広がる宇宙への視野 地球に届いている最も古い光は137億年前に発した光ですので、私たちは137億光年の範囲をいつも観測していることになります。もちろん、宇宙はそれより向こうにも広がっています。これまでは宇宙はムラが非常に少なく均一だと考えられていました。けれど、たまたま地球が宇宙の均一な部分に存在しているだけのことで、宇宙には人類の想像を超える大規模な構造を持っている可能性も指摘され始めました。私たちが観測することができるよりももっと遠くの宇宙や、宇宙の外側はどうなっているのかについてのアプローチが始まっています。 太陽系外惑星系探査の進展 2008年に、各国の巨大望遠鏡が相次いで太陽系外惑星の写真を直接撮影することに成功しました。2009年には日本の望遠鏡「すばる」も太陽系外惑星系の撮影に成功したことを発表しました。さらに、つい先日、おなじく「すばる」が約50光年離れたところに、太陽程度の大きさの恒星の周りの惑星を撮影しました。太陽クラスの質量の恒星の近くで惑星候補が直接撮像されたのは世界で初めてのことです。 のぞみの完成とHTVの成功 2009年に国際宇宙ステーションに「きぼう」が完成し、国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ日本の無人宇宙貨物船HTVが初飛行に成功しました。さらに、2009年12月21日からは野口飛行士による、6ヶ月というより長期間の滞在も始まります。 ▼患者の細胞からフィーダー細胞を作り出してiPS細胞を製作 ▼火星から飛んできた隕石の生物らしいもの 今週の無料番組
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このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
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