【iPad アプリ発売開始】 【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】 HTV3の本体は2011年1月に打ち上げられた2号機に準じて作られています。全長10メートル、直径4.4メートルの円柱状で、輪切り状に4つのパーツに分かれていて、前方から補給キャリア与圧部、補給キャリア非与圧部、電気モジュール、推進モジュールとなっています。貨物の搭載能力は6トンです。2号機との主な違いは地上から届いた微弱な電波を増幅するトランスポンダと姿勢制御や軌道の微修正などに使うスラスタに国産品を採用、一次電池のコネクタ、ブラケット、ハーネスなどを削除して固定化、また1号機2号機の飛行結果を反映して運用成果以前のためにソフトウエアの書き換えが行われています。 打ち上げは種子島宇宙センターからH-IIBで行われます。打ち上げ後はGPS衛星とデータ中継衛星を使って管制を行い、国際宇宙ステーションではロボットアームを使ってドッキングが行われます。ミッション期間は打ち上げから大気圏再突入まで37日間です。 HTV3の組み立ては順調で、名古屋から運ばれた補給キャリア、鎌倉から運ばれた電気モジュール、名古屋から運ばれた推進モジュール、以上全てが重量と重心の測定が行われて4月中旬に種子島で結合される予定です。 今回輸送される物資は与圧部に国際宇宙ステーション搭乗員の食料(レトルト品、乾燥食品、菓子類、飲料、日本食等)、衣服、日用品、国際宇宙ステーションの保全品など、水棲生物実験装置、再突入データ収集装置、小型衛星とその放出装置。非与圧部の暴露パレットにはポート共有実験装置、SCAN
TwstbedというNASAの物資が搭載されます。 ◇ ◇ ◇ (FeBe! 配信の「ヴォイニッチの科学書」有料版で音声配信並びに、より詳しい配付資料を提供しています。なお、配信開始から一ヶ月を経過しますとバックナンバー扱いとなりますのでご注意下さい。)
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このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
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