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ビジネスジャーナルで美味しい料理の科学と化学・・・「化学に恋するアピシウス」連載中です。 2016年11月3日(文化の日) 12時開場、13時開演、15時30分閉演予定 会場:阿佐ヶ谷 LoftA (JR中央総武線阿佐ヶ谷駅近く) 詳しくはまた後日 2016年9月3日 Chapter-617 ポッドキャストは日本人に適した学習メディアだった 日本人と欧米人で異なる脳内ネットワーク 目の前にいる人が何かを話しているのを聞くときに、声だけではなく口の動きを目で見ることも、音声の聞こえに影響を与えることがわかっています。 これを視聴覚統合といい、私たちは視覚と聴覚の両方の感覚からの情報をまとめ上げて認識しているようです。 ところが、日本語を母国語とする人の場合には、英語を母国語とする人ほどには視覚情報が聴覚に影響を与えないことがわかっています。 母国語の違いによる視聴覚統合の違いと脳の活動との関係を調べるために、熊本大学などの研究チームが、fMRI を用いて日本人学生と留学生それぞれ20 数名の脳活動を計測し、データを解析しました。その結果、両者の脳の活動には大きな違いがあることがわかりました。 英語を母国語とする留学生はものの動きに関する視覚からの情報を処理するMT 野という部位と一次聴覚野との機能的結合が日本人より明らかに強く、留学生では情報処理の入り口に近い脳部位で視覚情報と聴覚情報がすぐに統合されていました。 一方で日本人では、視覚情報と聴覚情報のそれぞれの処理がもう少し脳内情報処理の進んだ段階でやっと統合されることが示唆されました。 つまり、視聴覚統合の違いは脳内ネットワークのつながり方の違いであり、英語を母国語とする人は耳から聞こえる音の脳内処理と口の動きの脳内処理がより密に連携していることがわかりました。 外国語を学ぶときに、ラジオ講座よりもテレビ講座の方が効果が高いという海外の研究結果は一般に知られているのですが、日本人が外国語を学ぶ際にはラジオ講座もテレビ講座もあまり違いないという研究結果もあり、その背景には、今回の発見に見られるような日本人の脳内情報処理の特徴があると考えられます。 つまり、ポッドキャストは日本人に非常に向いているメディアであるといえます。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
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