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ビジネスジャーナルで美味しい料理の科学と化学・・・「化学に恋するアピシウス」連載中です。 【ヴォイニッチの科学書 サイエンストークライブのお知らせ】 2016年11月3日(文化の日) 阿佐ヶ谷ダイナーヴォイニッチ2016冬「科学少女育成計画」 12時開場、13時開演、15時30分閉演予定 会場:阿佐ヶ谷 LoftA (JR中央総武線阿佐ヶ谷駅近く) 詳しくはブログで 前売りチケットも好評発売中です、詳しくは阿佐ヶ谷LoftA 公式サイトで 2016年10月8日 Chapter-622 さよならY染色体、オスをありがとう Y染色体を持つとオスになるのは、それを命じるSRYという名前の遺伝子がY 染色体上にあるためです。ところが、アマミトゲネズミは哺乳類の中では例外的にこの仕組みに従っていません。アマミトゲネズミは哺乳類でありながら、Y 染色体をもたず、オスもメスもX 染色体1 本のみのXO 型です。 哺乳類のY 染色体は、進化の過程で極端に遺伝子の数を減らし、とても小さな染色体になっています。このY 染色体の退化は現在も進行中だと考えられており、将来、Y染色体が消失してしまうという報告もあります。 アマミトゲネズミはすでにオスになるスイッチを入れるSRY 遺伝子を失っています。人間の場合、Y染色体を持っていてもSRY 遺伝子が壊れているとXY でありながら女性になってしまいますうことからアマミトゲネズミのオス化は人間とは異なる仕組みであることが予想されていました。 この仕組みは長年謎でしたが、最近の北海道大学の研究でY 染色体の消失に伴いSRY 遺伝子が失われてしまったとしても、残った遺伝子の複雑な活性化によってオス化が起きることがわかりました。ヒトのY 染色体が、アマミトゲネズミと同じ進化の道を辿るかはわかりませんが、本研究の成果から、Y 染色体が消失してもオスがいなくなることはないようです。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
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