【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】 太陽系の外で惑星が最初に発見されたのは1995年のことでしたが、初期の観測で発見されたのは木星をさらに大きくしたような巨大なガス惑星ばかりでしたので、生命が存在する可能性はほとんど無いであろうと考えられていました。 地球のような岩石型の惑星が発見されたのはNASAが系外惑星を発見するための人工衛星「ケプラー」を打ち上げ観測を開始して以降のことでした。ケプラーは約2300個もの惑星を発見し、そのうち地球と同程度の大きさの岩石惑星は確証の持てない候補惑星も含めると246個に達します。 最近最も注目を集めているのが「ケプラー22b」です。2011年12月に報告されたこの惑星は太陽とそっくりの中心星を持ち、地表の温度は20度くらいと推定されていますので、もし水が存在するならば液体の水でできた海が存在していて地球のような惑星である可能性があります。ただし、ケブラー22bについても残念なことに、一点、地球と大きく異なっている点がわかっています。それは直径です。ケプラー22bは地球の2.4倍の直径がある大きくて重い惑星です。重いために重力が非常に大きく、地表に起伏ができにくいため、非常に平らな惑星である可能性があり、もしそうならば表面はすべて海で、陸地の存在しない惑星となってしまいそうです。 【今後のトークライブの予定】
(下関)2013年8月10日(土)10時30分 下関市生涯学習プラザドリーム・シップ (FeBe! 配信の「ヴォイニッチの科学書」有料版で音声配信並びに、より詳しい配付資料を提供しています。なお、配信開始から一ヶ月を経過しますとバックナンバー扱いとなりますのでご注意下さい。)
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このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
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