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【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】 ハッブルの法則は、遠方の銀河は天の川銀河から遠ざかっていて、その遠ざかる速度は銀河までの距離に比例して早くなるという法則です。このときの比例定数がハッブル定数で、この法則はハッブルが1929年に発見しました。このことは宇宙が一様でどちらの方向にも分け隔て無く膨張していることを示しています。 ケフェイド型と呼ばれる光の明るさが変化する変光星の観測によって、変更周期都心の明るさは創刊していて、変光周期がわかれな真の明るさがわかるようになりました。真の明るさと見かけの明るさと比較すればケフェイドまでの距離がわかります。多数のケフェイドの距離測定結果から宇宙が膨張していることが発見されました。 今回、米国カーネギー天文台の研究チームでは、NASAの赤外線天文衛星「スピッツァー」を用いて天の川銀河や大マゼラン銀河にあるケフェイドを観測しました。赤外線は宇宙空間の塵に邪魔されずに地球に届くのでケフェイドの真の明るさを正確に求めることができます。 スピッツァーの観測から求められたハッブル定数は、74.3±2.1km/秒/Mpcとなった。これは、距離が1Mpc(メガパーセク:約326万光年)離れるごとに膨張速度が秒速74.3km大きくなる、ということを表しています。この値の誤差は3%です。3%という誤差は宇宙論に登場するパラメータの中では非常に精度の高いもので、わずか10年前には得られなかった値で、ここまで精度が高まったというのは画期的なことです。 (FeBe! 配信の「ヴォイニッチの科学書」有料版で音声配信並びに、より詳しい配付資料を提供しています。なお、配信開始から一ヶ月を経過しますとバックナンバー扱いとなりますのでご注意下さい。)
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このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
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