|
|
|ブログ|Twitter|Facebook|ビジネスジャーナル|biography|Amazon|ぼっとびお。| |
ビジネスジャーナルで美味しい料理の科学と化学・・・「化学に恋するアピシウス」連載中です。 2017年4月15日 第649回 冴えてる科学者の育てかた 世界には時々ものすごく頭の良い子どもが現れます。 そういう子どもたちは学校に行っても頭が良すぎて学校の授業が退屈だったりします。そのような子どもたちに米国の大学への進学を希望する人が受ける大学進学適性試験(SAT)を受験してもらうと、通常は16〜18歳で受験しても難しい試験問題を中学生が楽々合格点をとったりします。また、学校で習ったことのない数学の問題の解法を自力で考え出すこともよくあります。 現在の米国では、科学や技術や文化に革新を起こしている人々の多くは幼いときにその卓越した認知能力を見いだされ、支援を受けた人たちです。たとえば、Facebookの最高経営責任者マーク・ザッカーバーグ、Google の共同設立者セルゲイ・ブリン、ミュージシャンのレディー・ガガもそうです。 世間では努力すれば何事も成し遂げられる、などと言われることも多いですが卓越した能力者は産まれた時点ですでに決まっているようです。 このような卓越した能力者は空間認識能力に長けていることが特徴です。空間認識能力とは、物体同士の空間的な関係を理解し、記憶する能力のことです。学校教育の中心にある論理的な思考能力や言語的推論能力とは対極にある能力ですので、学校での評価では彼らは劣等生扱いされることになりますが、数学や国語の成績が良くなくても空間認識能力が高い学生は非常に優れたエンジニア、建築家、外科医になるとされています。 そのような空間認識能力の高い子どもたちは、海外では10年ほど前から注目されています。韓国、香港、シンガポールでは英才児を探し出すテストを実施していますし、中国では2010年から国家人材開発10カ年計画を立ち上げて特に優秀な学生を支援しています。一方で欧州や日本は優れた子どもをさらに伸ばす教育は各家庭に任せられ、貧しい家庭の子どもに勉強のチャンスを与えることに政府は力を入れています。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
| | 火技炸裂・その美と花火の科学 iTunes APP ストア 良くあるご質問 obio@c-radio.net |
|