【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】
2013年6月8日
Chapter-448 植物は過剰な光エネルギーをどうやって処理しているのか
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地上の生物にとって必要不可欠な太陽の光ですが、あまりに強すぎる光エネルギーは生物にダメージを与えます。
基礎生物学研究所が緑藻を使って行った研究によると、植物は過剰な光から身を守るために、特殊なタンパク質を作りだし、これを光合成タンパク質にくっつけて過剰なエネルギーを熱エネルギーとして処分しているようなのです。
言い換えると、通常の強さの光の状態では光合成を行うことが役目のタンパク質に、強い光が当たるとタンパク質でできた光を熱に変換するユニットが緊急付加されて細胞の損傷を防ぐしくみになっていた、ということです。このような強過ぎる光を熱エネルギーに変換して安全に消去する反応をqEクエンチング反応といいます。
人間の持たないqEクエンチングというメカニズムを植物が獲得した進化の過程を解明することは興味深いですし、qEクエンチングによるエネルギーの消去は結果的にはエネルギー効率の低下につながりますので、このメカニズムが発動するしくみを解析することで、より効率的に光エネルギーを利用して食糧の供給に有利な光合成生物を創成できるかもしれません。
2013年7月13日(土)阿佐ヶ谷ダイナー・ヴォイニッチ 2013夏 特設サイト
会場:阿佐ヶ谷Loft A → Web
「いっこ下の恋人ができました(次元が)〜わかりにくい次元の話〜」
私たちは4次元時空に暮らしています。でも、科学者はこの世界は10次元空間だと言っています。わたしたちは自分のよりも下の次元にはとても親しみを感じますが、自分よりも上の次元は想像することさえできません。10次元っていったい何? 2次元世界とはコミュニケーションできるの? そもそも次元って何? そんな疑問にお答えすることはできませんが、次元について楽しく語り合いましょう。
PEN 18:00 / START 19:00
前売¥2,000 / 当日¥2,500(共に飲食代別)
前売券はローソンチケット【L:31780】にて発売中 |
(下関)2013年8月10日(土)10時30分 下関市生涯学習プラザドリーム・シップ
(周南)詳細未定 2013年秋
(大分)2013年9月 高校生向け校内行事です。(参加者募集はありません)
(富山)2013年10月 高校理科の先生向け行事です。(参加者募集はありません)
(東京)2013年11月9日 サイエンスアゴラ2013(未定)
【今後の新刊の予定】
2013年7月16日(予定) ソフトバンクから新刊でます。
(FeBe! 配信の 「ヴォイニッチの科学書」有料版で音声配信並びに、より詳しい配付資料を提供しています。なお、配信開始から一ヶ月を経過しますとバックナンバー扱いとなりますのでご注意下さい。)
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