ニコニコ動画「ヴォイニッチのココロ」 地球の人口は比較的最近急激に増加したことが知られています。太古の人口の推定にはいろいろな説があるのですが、1万年前の人類は500万人程度、6000年程度前から人口の増加が始まり、2000年前には3億人に達しました。 ヨーロッパ系アメリカ人とアフリカ系アメリカ人の6515人の実験協力者の遺伝子の一部を解読したところ、ピンポイントで遺伝子変異した箇所が114万6401種類確認され、それらの変異が起きた年代を推定しました。 遺伝子にはタンパク質の設計図として使用される部分と、遺伝子の発現の調節などを行い直接タンパク質の情報にならない領域の2通りがありますが、タンパク質の設計図部分に生じている1塩基変異の73%が過去5000年〜1万年以内に生じたものと推測され、地球人類の増加の開始の時期と一致しています。 ミトコンドリアDNAを調べた研究では人類全体の共通の祖先は14万年くらい前までさかのぼることができますので、ごく最近になって遺伝子のバリエーションが安定し地球全体を人類の生息地とすることができるようになったようです。
(周南)詳細未定 2013年秋 (FeBe! 配信の「ヴォイニッチの科学書」有料版で音声配信並びに、より詳しい配付資料を提供しています。なお、配信開始から一ヶ月を経過しますとバックナンバー扱いとなりますのでご注意下さい。)
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