ニコニコ動画「ヴォイニッチのココロ」
サイエンスアゴラ情報!!
2013年11月9日(土) 13:00〜14:30
サイエンスアゴラ2013 に今年もヴォイニッチの科学書は出展します。
会場:日本科学未来館7階 みらいCANホール (昨年と同じ場所です)→ Web
(入場無料:事前申込み不要)
テーマ:「ポッドキャストで地域を越えた科学コミュニケーション」
内容:おびおとBJのサイエンストークライブ(ライブヴォイニッチ)
メイドさんによる待ち時間のおやつ配布も例年通り開催します。
来場者プレゼントもあるよ
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【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】
2013年8月17日
Chapter-458 鉄の足を持つ深海の巻き貝スケーリーフットはどのようにして生命を維持しているのか
(前回の放送|トップページ|次回の放送)
インド洋の中央海嶺、水深2400メートルを超える深海底にはスケーリーフット、和名をウロコフネタマガイというカタツムリの仲間の不思議な巻き貝が大量に生息していることがわかっています。この巻き貝は足の表面が硫化鉄の鱗がまるでヨロイのように形成されているのが特徴で、体の一部が金属でできている今のところ唯一の珍しい生物です。おそらくは捕食性の動物から身を守るためにこのような進化を遂げたのだろうと推定されています。
スケーリーフットが米国の研究者によって発見されたのは2001年のことでしたが当時は滅多にいない非常に珍しい生物であると考えられ、研究は進んでいませんでした。ところが、2009年11月に日本のJAMSTEC海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」が熱水噴出口の表面に群がるかにやエビを除去したところ、その下にスケーリーフットの大集団が発見され、大量の個体を収集することができましたので、解剖や遺伝子解析の研究が急速に進展しました。
スケーリーフットを解剖してみたところ、食道の細胞が巨大化していてそこに大量の共生微生物が住み着いていることがわかりました。スケーリーフットは深海底熱水活動域と呼ばれる暗黒、高圧、超高温の有毒熱水が噴き出す極限環境に生息しています。北海道大学を中心とする研究者らがこれらの共生微生物について、全ゲノム配列の解読を行いました。その結果、二酸化炭素から栄養分を作り出す特殊な共生微生物を体内に住まわせていること、共生微生物同士で水素からエネルギーを取り出す仕組みの一部を遺伝子をやりとりすることによって能力の水平伝播を行っていたこと、共生微生物が作り出した栄養分をスケーリーフットへ渡す仕組みが存在することなどが明らかになりました。
また、硫化水素などのエネルギー源がない環境に置いたスケーリーフットも活発な代謝活動をすることができました。これは、共生微生物がスケーリーフットが必要なエネルギーを作って供給するだけではなく、エネルギー源を備蓄する機能も担っているためだと考えられています。
(周南)詳細未定 2013年秋
(大分)2013年9月 高校生向け校内行事です。(参加者募集はありません)
(富山)2013年10月 高校理科の先生向け行事です。(参加者募集はありません)
(東京)2013年11月9日 サイエンスアゴラ2013
※ドリームシップ・サイエンストークライブは都合により次回開催は未定です。
【新刊】
2013年7月16日 ソフトバンククリエイティブから新刊出ました。「カラー図解でわかる細胞のしくみ 人間も動物も植物も、生物はすべて細胞の集まり!!
(サイエンス・アイ新書) 」 →
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