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ビジネスジャーナルで美味しい料理の科学と化学・・・「化学に恋するアピシウス」連載中です。待望の人工衛星編も
2017年8月よりスタートしました。 2017年12月2日 第682回 JWSTの進捗 NASA、ヨーロッパ宇宙機関、カナダ宇宙庁による国際プロジェクトでハッブル宇宙望遠鏡(HST)の後継機であるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の開発が進んでいます。 当初、2011年打上げ予定で開発が進められていましたが、開発の遅れが相次ぎ、開発コストも4倍以上となり、NASAの他のチームからは開発中止を要望する声が上がるほどでした。2016年11月に大型の折りたたみ式反射鏡が完成し、現在は2019年3〜6月打上げ予定で開発が進んでいます。 JWSTの反射鏡は口径約6.5mでハッブル宇宙望遠鏡(2.4m)の2.5倍、光を受け取る面積ではハッブルの7倍にもなり、ハッブルよりも弱い光を観測することができます。 反射鏡は18枚の六角形の鏡に分割されており、打ち上げ後に宇宙空間で展開されます。下の写真は展開状態です。 JWSTが観測するのは赤外線です。宇宙誕生初期の銀河や星、太陽系外惑星を観測するのに適した設計になっています。赤外線による観測は装置の温度が高まるとノイズが大きくなってしまうので、反射鏡を低温に維持するための装備を持ち、さらに地球が放出する熱の影響を受けず、地球の日陰で太陽光が遮られるラグランジュ点(L2)に配置されます。 今回新たにJWST打上げ直後の初期観測プログラムの観測ターゲットが発表されました。それらは生まれたての星の周囲で形成される有機分子探し、銀河の中心に潜む超大質量ブラックホールの質量の計測、初期宇宙に存在するこの宇宙で最も初期の形を残す遙か彼方の銀河を捜すことなどです。 「ヴォイニッチの科学書」は2001年に前身「ムートン」として配信を開始した世界初の日本語によるインターネット科学ラジオ番組です。毎週ホットな話題や枯れた話題をわかりやすいフレーズに乗せて配信しています。 無料版(短縮版)は iTunesStore やインターネットラジオ局くりらじから配信登録できます。iTunes の検索窓に「ヴォイニッチ」と入力してください。Webからの登録はこちらから。 有料版は株式会社音バンクが発行しているオーディオブック番組です。定期購読はFebe!のサイトからお申込みいただけます。有料版にはより長時間の音声配信並びに、詳しい配布資料を提供しいます。 |
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