【ダイナー・ヴォイニッチ(東京阿佐ヶ谷 LoftA)開催のお知らせ】
テーマ「人工衛星男子は傷つかない」
2013年12月28日(土曜日)19時〜
会場:阿佐ヶ谷 LoftA (東京)
前売りチケット:12月5日(木曜日)午前10時発売開始〜!!
ローチケLコード: 39098 価格: 2000円(お値段据え置き)
ニコニコ動画「ヴォイニッチのココロ」
【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】
2013年11月16日
Chapter-471 すざくの活躍
(前回の放送|トップページ|次回の放送)
日本のエックス線天文衛星「すざく」が100億年以上前に鉄が宇宙空間に大拡散した時代があったらしいことを発見しました。宇宙の年齢は138億年であることをESAの宇宙マイクロ波背景放射観測衛星プランクが明らかにしています。その歴史の中で100億年以上前に鉄などの重元素が宇宙全体にばらまかれた時代があり、それが現在宇宙に存在するほとんどの重元素の起源であるらしいのです。
元素は最も軽い水素が最初に作られ、超高温高圧環境での核融合によって重い元素が順に作られますが、宇宙誕生直後の超高温高圧時代は短かったので、その間には水素しか元素は作り出されることは無かったと考えられています。したがって、今私たちの身近にある鉄などの重元素は138億年前の宇宙には存在しておらず、その後に生まれた星々の内部で形成され、星が最期を迎える超新星爆発とともに周囲にまき散らされたはずです。けれど、超新星爆発という非常に局所的な出来事で放出された元素が本当に宇宙全体に広がって次の恒星系の材料になるのでしょうか。
宇宙に星や銀河が大量に誕生したのはビッグバンから30億年後のことでした。これらの大量の星の中心部では核融合によって鉄などの重元素の多くも生成されました。米国スタンフォード大学の研究者らがすざくでおよそ2.5億光年彼方にあるペルセウス座銀河団を調べたところ、銀河団内の1000万光年にも及ぶ広い範囲にわたって、鉄の割合がほぼ一様であることがわかりました。もし、鉄が宇宙に広がったのが最近の頃であれば、かつて星が存在していた周辺に鉄が大量に存在するような村が見えるはずです。このことから、銀河団が誕生したとされる100億年以上前のころには、すでに鉄のほとんどは銀河からの強い風に乗って宇宙に大きく広がり、よく混ざっていたと考える研究者もいます。
※ドリームシップ・サイエンストークライブは都合により次回開催は未定です。
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