【ダイナー・ヴォイニッチ(東京阿佐ヶ谷 LoftA)開催のお知らせ】
テーマ「人工衛星男子は傷つかない」
2013年12月28日(土曜日)19時〜
会場:阿佐ヶ谷 LoftA (東京)
前売りチケット発売中 ローチケLコード: 39098 価格: 2000円
ニコニコ動画「ヴォイニッチのココロ」
【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】
2013年11月30日
Chapter-473 ちっちゃな地熱発電所とか、落差50センチの水力発電とか
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地熱発電は日本に適した発電方法ですが、建設地の調査に長い時間がかかることや、熱源の多くが発電所を建設できない国立・国定公園などの中にあること、また、日本ではこれらの熱源を観光資源として活用していることなどから地熱の利用は進んでいません。
そのような中で東芝とオリックスが岐阜県で地熱発電所を建設すると発表しました。建設予定地も温泉地域である奥飛騨温泉郷の中ですが、発電所の敷地面積を国内地熱発電所の中で最小の300平方メートルとして小型にすることで地元との利害調整に成功しました。出力は最大2000キロワット、事業費用は20億円です。安価で小型の地熱発電所は日本にマッチした新たな取り組みとして注目を集めています。
同様に小型化することによって新たな展開が期待されているのが水力発電です。これまでも小川や工場の排水路などに小型の発電水車を設置する取り組みは行われていましたが、九州工業大学が開発した超小型水力発電装置は特殊です。この発電装置は落差わずか50センチでも発電が可能ですので、農業用水路などに大がかりな工事を行うこと無く設置が可能です。
従来の水力発電はモーターと同様の固定されたコイルの中で磁石が回転して発電していましたが、新たに開発されたこの小型水力発電装置は従来固定されていたコイルを水力で磁石とは逆方向に回転させる仕組みになっていて、コイルと磁石の相対速度が2倍になるためわずかな落差でも十分な出力を得ることができる世界初の方式です。
また経済産業省は、福島沖で出力2000キロワットの浮体式洋上風車の試験運転を開始しました。来年度には、出力7000キロワットの世界最大の浮体式洋上風力発電設備2基も設置され、世界初の浮体式洋上ウィンドファームの実証事業として、浮体式洋上風力発電所の安全性・信頼性・経済性、漁業との共存、環境影響の軽減などの評価が行われる予定です。
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