ニコニコ動画「ヴォイニッチのココロ」
【ニュース】
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【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】
2014年2月22日
Chapter-485 音波浮揚
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東京大学の研究チームが、超音波で物体を浮上させ、上下左右と立体的に操作することに世界で初めて成功しました。
超音波で物体が保持される現象は日常生活においても見ることができます。たとえば、超音波メガネ洗浄器の中でゴミや泡が浮かぶでもなく、沈むでもなく、ある一定の場所に保持されていることを見たことのある人は多いと思いますが、それがそうです。
今回の実験では285個の音響トランスデューサーを組み込んだ超音波スピーカーで囲まれた空間の中にプラスチック・ビーズを浮かべ、空中で上下左右に思いのままに操作することに成功しました。超音波スピーカーから出る音波を巧みに調節すると、空間上に目に見えないジャングルジムのような格子状の音波の焦点を作り出します。この焦点では音波が増幅され、物体が空中に保たれるために必要な圧力が生み出されます。
空中での移動をさせず一点に保持するだけであれば2013年にアメリカのアルゴンヌ国立研究所の研究者らが、空間に塩やバジルオイルを浮遊させてサラダを空中で作って見せたことがあるそうです。この例からもわかるとおり、空中に物質を浮遊させて動かす技術を応用すれば、容器などを使うことなく様々な材料を混合することが可能になります。工業的には空中で分散、混合することによって不純物の混入を回避でき、同様の目的で国際宇宙ステーションの中では無重力状態で容器を使わずに物質を混ぜるの実験が行われています。
【新刊】
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