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【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】
2014年3月8日
Chapter-487 ガリレオ・ガリレイ450
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今年の2月15日ははガリレオの450回目のお誕生日です。ガリレオの最も有名な実験は、1589年に行われた、ピサの斜塔から質量の異なる球を落下させる実験です。重い物体も軽い物体も自然に落下するときの速度は同じで、重いからといって速く落下することは無いことを示した実験ですが、実際には行われていないとも言われています。
また、ガリレオ以前のギリシャの古典物理学に代表される当時の科学には実験をするという概念は少なく、科学も哲学の延長上にありました。ピサの斜塔の実験は本当に行われたかどうかはわかりませんが、ガリレオが、科学を実験によって証明するという、現在広く行われている科学への取り組み方法の基礎を築いたとされています。
事件と共に重要なのは観察ですが、ガリレオは自分でレンズを磨いて望遠鏡の精度を高め、惑星の衛星や 太陽黒点、月のクレーターの観測を行いました。その結果、木星の衛星を発見しました。
ガリレオは非常に社交的だったことも知られています。同時代の他の自然哲学者や革新的な思想家たちと広く文通した記録が残っており、惑星の運動に関する法則を発見したドイツの天文学者、ヨハネス・ケプラーもガリレオの文通相手の一人です。ガリレオがメッセージを発したのは科学者に対してだけでは無く、一般の人に対しても多くの文章を書いていて、しかも正確な事実をわかりやすい言葉で記していますので元祖サイエンスコミュニケーターだとも言えます。
一方で、あまりに自然を冷静に分析したために宗教との激しい対立も生みました。ガリレオが唱えた地動説による異端審問裁判でガリレオに対する有罪判決を受けました。「それでも地球は動いている」はこの時にガリレオが異端審問官に言ったとされている言葉です。
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