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【ヴォイニッチの科学書《有料版》番組要旨】
2014年4月5日
Chapter-491 重力波天文学と宇宙の始まりについて
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ハーバード・スミソニアン天体物理学センターなどの研究チームが138億年前の宇宙誕生直後に宇宙が急激な膨張をしたとする、インフレーション理論が正しいことを裏付ける現象の観測に成功しました。
宇宙誕生に関する現在の有力な説では、宇宙は無から誕生し、誕生直後に急速に膨張(インフレーション)したのち、大爆発(ビッグバン)があって、その時の高温・高密度のかたまりが膨張することによって現在の宇宙ができたとされています。
インフレーションで宇宙の種が誕生するわけですが、そこに存在した密度のムラが現在の宇宙のサイズに引き延ばされた結果、銀河の大規模な構造となったと考えられています。 このムラは今でも観測することができます。宇宙マイクロ波背景放射とよばれるものがそれです。
この背景放射は宇宙全体からまんべんなく地球に降り注いでいる宇宙誕生直後のエネルギーの名残りですが方角による強弱があります。この強弱は、小さな初期宇宙に存在したムラを反映しています。
今回の発表はどういう意味の発表かと言えば、もし宇宙にインフレーションの時代が存在していたのならば、その時に発生した空間のゆがみ、つまり、原始重力波が光の見え方に影響を与えていたはずで、観測してみると予想通りの光の変化が見つかったというものです。これまで、ビッグバンが起きた理由やビッグバンよりも前の宇宙の状態は全くわかっていませんでしたが、今回の観測結果はインフレーション時代、つまりビッグバン以前の宇宙の様子を初めてとらえたデータです。
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